非認知能力という言葉を知っていますか?
なかなか聞き慣れないですよね。
そもそも認知能力ってなんぞやという話ですが、
まず、認知能力というのは、IQや学力テストの様な数値化できる能力のことです。
そして、非認知能力とは、数値化できない能力のこと。
すなわち、人間の中身の能力のこと。
いやいや、中身とはなんぞやというと、
「粘り強く取り組む力」や「物事を計画的に考える力」、「人とうまく関わる力」、「感情をコントロールする力」など、生きる力と呼ばれるものに関わる能力です。
この非認知能力が学歴や仕事などの経済面や幸福感の安定に関わっていることや、
非認知能力の向上は認知能力の向上に関わっていること(逆は相関しないそうです)、
幼児期に身につけることが効果的だということが分かっています。
(ジェームズ・ヘックマンの研究により明らかにされています。)
何となーく分りますかね〜??
この非認知能力を幼児期に伸ばすためにはどうしたらいいかというと、
ズバリ、遊ぶのです。
そう、遊んで遊んで遊び倒すのです。
自然の中で五感を使って遊んだり、
廃材などで工作をしたり、
体と頭と心を目一杯使って、真剣に遊ぶのです。
遊んでて本当に伸びるの?と思うかもしれません。
大切なのは自発的であることです。
「やりたい!」と思ったことをとことんやってみる。
そんな自発的な活動の中でこそ、工夫すること、耐えること、仲間と協働することなどを学んでいきます。
日々の遊びの中で、計画を立てたり振り返ったりする事で、計画する力や課題を見つける力を学んでいきます。
とはいえ、遊ぶって簡単に言いますけど、案外難しいんですよ?
遊びが見つからなければ子どもだって遊べないんです。
遊べるということは、面白いことを見つける力を学んでいるのです。
子どもの最善の利益を追求することは全ての保育者の目標です。
おやまのおうちではその最善の利益を保障するために、
遊びの中で子どもが自ら育とうとする力を保障するために、
遊びやその環境(空間的、物的、人的、時間的)を大切にしています。